狭山茶

入間川自転車道路は、入間川に沿って川越の街をぐるっと反時計に回って狭山市の豊水橋までの自転車道路で、走ってみると途中の一般道との交差が少なくてとても走りやすい自転車道路です。でも観光という視点から見ると、自転車道路の途中で食べたり見たりするポイントがが少なくて、お客様への訴求力に欠けるのが悩みです。狭山だから、狭山茶でなんとかならないかと考えましたが、自転車道路の終端からは、狭山茶の茶畑や狭山茶を使ったスイーツのお店までは一般道をしばし走ることになり「自転車での狭山茶畑めぐり」のアイデアはお蔵入りしました。以来、狭山茶のことが気になっていましたが、「あなたの知らない埼玉県の歴史」という本の中で狭山茶の起源は川越だった事を最近知りました。川越の観光スポットとしては有名な喜多院のちょっと南にある中院に「狭山茶発祥の地」と書かれた碑があり、中院を建立した最澄の弟子の慈覚大師が、京都から持ってきたお茶を境内で栽培したのが狭山茶の起源でした。室町時代には「河越茶」の産地として、武蔵河越は全国に知られたブランド産地の一つだったようです。江戸時代になって、狭山にお茶の生産の主力が移ってからは狭山茶がそのブランドを引き継いだということです。武蔵野はお茶の北限に当たり、国内のほとんどの産地が年に3~4回茶摘みをするのに対し、狭山茶は年で最大2回しか収穫できません。その分、肉厚の茶葉の中で旨みが熟成し濃厚な味わいになるため、狭山茶は「味が深い」のだそうです。1月18日の朝日新聞の埼玉版に1月のダボス会議での日本政府主催の昼食会に狭山茶がお土産として来場者に配られるとの記事がありました。Matchaがすでに英語として定着しており、外国の料理やアイスクリームにも抹茶が使われるようになっていますが、狭山茶が世界的なブランドになることを期待しています。で、先日、川越の蔵造りの町並みの北にある札の辻交差点の角に、お茶とスイーツを出してくれる長峰園という狭山茶のお店を発見しました。長峰園の1階はお茶の販売、靴を脱いで上がる2階では抹茶と抹茶スイーツや、狭山茶と河越茶の飲み比べのサービスなどもあり、お試しあれ。ちなみに札の辻とは、江戸時代に高札場(御触書、Bulletin Board)があった場所だそうです。土日は結構外国人で混んでいるそうですが、平日でしたら落ち着いてお茶とお菓子を楽しめるとのことでした。ここのお店は昔は呉服店だったとのことで、当時の呉服店の看板だけ2階に残っていました。

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